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よもぎさんの薬膳的食生活
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不安物質を取り除く素材の下ごしらえ
何も意識せずに生活していると、年間で4キロもの食品添加物を摂取しているそうです。
それに加えて環境の汚染により、空気や水、農作物などから否応なしに取り込んでしまう化学物質。
ガンだけでなく、アトピー、ぜん息、花粉症や化学物質過敏症なども、誰がなってもおかしくない病気として年々増え続けています。
見た目や便利さに惑わされずに、いいものを見分ける目と安全を手に入れる知恵を養いたいものですね。
・・・・・・・・・・・・・・ 肉 ・・・・・・・・・・・・・・・・
食肉として大量飼育される動物たちは、成長促進のためのホルモン剤を与えられます。
また、せまいところに詰め込まれるストレスから病気になりやすいので、抗生物質もえさに混ぜるなどして与えます。
特に輸入肉については基準がゆるいので、多く使われがちです。
対策としては、有害物質が蓄積される脂肪や内臓を避ける事。
赤身はほぼ安全です。
薄切り肉なら、さっと湯通ししたり、しょうゆに漬けることによって有害物質がかなり減らせます。
その場合、お湯や漬け汁は捨てて下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・ 魚 ・・・・・・・・・・・・・・・
安心なのは、カツオ、サバ、イワシ、サケ、サンマなどの回遊魚です。
これらの魚は、一ケ所にとどまっていないため、汚染されている可能性は一番低いと言えます。
心配なのは、アジ、カレイ、アナゴ、スズキなどの近海魚。
工場排水や農薬汚染によるダイオキシンが蓄積している可能性が高いです。
また、ウナギ、ブリ、アユ、マダイ、ニジマスなどに多い養殖魚は、病気発生を防ぐために与えられる抗生物質が心配です。
対策は肉と同じで、汚染物質の溜まりやすい脂肪や内臓を避ける事。
ただ、脂肪に関しては取り除くのは無理なので、下処理として熱湯をかけたり、しょうゆに漬けるのがおすすめです。
・・・・・・・・・・・・・・ 葉野菜 ・・・・・・・・・・・・・・
ほうれん草、小松菜、ちんげん菜、ねぎ、キャベツ、白菜などの、皮をむく事のできない葉物類は何といってもよく洗う事。
青菜については、たっぷりのお湯でさっとゆでればさらに安心です。
旬以外の野菜には、農薬や化学肥料をたっぷり使っているものも多いので、季節の野菜を食べるというのも大切な事だと思います。
・・・・・・・・・・・・・・ 根野菜 ・・・・・・・・・・・・・・
皮をむいてから調理すれば、まず安心です。
かぼちゃのように皮も使いたい場合は、たわしなどでゴシゴシ洗ったり、切った後さっと下ゆでするのもいい方法です。
最近は輸入野菜が大量に出回っていますが、これらは収穫後にかける農薬の残留が心配です。
一度、テレビで見た事がありますが、その量のすごいこと。
ただし、自然食品店などの特別なルートで入る有機栽培の野菜は例外ですが。
・・・・・・・・・・・・・・ 果物 ・・・・・・・・・・・・・・
皮をむいてしまえば、ほぼ安心です。
いちごのようにそのまま食べるものは、真水でよく洗う事。
昔は塩水で洗うとよいと言われていましたが、いちごの場合は表面についた農薬をよけいに浸透させてしまうそうです。
輸入物はポストハーベスト(残留農薬)が心配なので、必ず皮をむいて。
輸入果物の代表ともいえるバナナは、軸に防カビ剤が残っているので、軸から1センチは食べないほうがいいでしょう。